相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

外国人介護士が受け入れられないであろう理由

初めにお断りさせていただきますが、私は外国人を否定する気は全くありません。たくさん海外旅行もしてみたいと思っていますし、フランクな外国人が多い事も知っています。しかし、介護の仕事は製造業とは違います。機械が相手では無く、人間が相手の対人援助職なのです。このあたりは少し考えただけでもわかると思います。今日はそんな愚痴なお話です。

 

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これまでも、介護施設が外国人介護士の実習を受け入れる事もありましたが、まだまだ一般的ではありませんでした。しかし、これが全面解禁され様々な施設で受け入れを開始するとどうなるでしょうか。

私には一時しのぎの数合わせにしか思えません。

 

現場を知らないおエライ方々がピンとこないのであれば、一度自分に置き換えて考えてみれば良いのです。

 

自分が入所した施設で、言葉もカタコトな外国人の方々ばかりが働いています。トイレに行きたいから声をかけようとします。自分は高齢な為入れ歯をしておりハッキリと話す事が出来ません。 外国人の介護士はヒアリングしようと試みますが、それでなくても馴染みのない国の馴染みのない言葉であるのに、ハッキリと話されないから余計に何を言っているのか理解する事が出来ません。結果、自分の思いが相手に伝わらず失禁してしまいます…。

 

上記の事例は極端かもしれませんが、充分に考えられると思いませんか。自分に置き換えて考えてみればわかる事です。

 

給料に関しても、外国人の給料が少ない事は目に見えています。国としては安くで雇えて一石二鳥とでも思っているのでしょう。しかし、それが原因で日本人介護士との格差が生まれ、現場の雰囲気も良いものとは言えなくなるでしょう。また、逆に日本人介護士の給料も同様に下げられるような事になれば、日本人介護士は誰も介護職を選ばなくなる事は容易に考えられます。

 

日本にいないから海外からひっぱってくるという安易な構想だけではなく、潜在介護士を発掘するような、また今働いている介護士を辞めさせないようにする工夫を早急に考えていただきたいと願います。

 

最後に、もう一度。外国人を否定するつもりは一切ありません。私が言いたいのは、一時しのぎの材料に外国人を使うのはあまりにも安易であるという事です。介護という仕事の特性を全く理解していない証拠です。対人援助という仕事にもう少し関心を持ってもらえたらと思います。

 

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