短期入所が「無法地帯」である理由
短期入所生活介護、通称「ショートステイ」はその名の通り、短期間の宿泊を提供するサービスです。利用が終わると、基本的には自宅へ帰ります。
そんなショートステイが『無法地帯』であると揶揄される事があります。
無法地帯とは大袈裟な...と思われる方もいるかもしれません。しかし、哀しきかな現実は小説よりも奇なり。世紀末の如く無法。ショートは法律の及ばないまだ見ぬ救世主を待ち続ける世界であると断言出来ます。
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ショートステイについては下記記事をご参考下さい。
上記の「ショートステイ3つの大変ポイント」で書かれている理由が、正にそれに当たるのですが…
- 利用者が泊りを嫌う
- 入所退所が毎日ある
- 日替わりで利用者が変わる
この3つの要素が複雑に絡み合う事によって、現場はカオス状態となります。どうにもこうにも収集がつかなくなる事も日常茶飯事です。
この要素の1つでも欠けると格段にやりやすくはなります。
例えば3の「日替わり要素」。これが日替わりで利用者が変わるのではなく、特養のように永住タイプになれば…まぁそれは特養なのでショートではありませんが…。
または2の「入退所が毎日ある」部分。これが例えば、入退所が月曜日だけ、とか火曜日だけとか週に1度になれば、どれだけやりやすくなるでしょう。週に1度だけ職員配置を厚くすれば良いのです。こんなに嬉しい事はない。
そして、短期入所が「無法地帯」である理由の最大の原因は1の「利用者が泊まりを嫌う」事に限ります。
とにかくショートステイは利用者に嫌われます。嫌われてなんぼです。自分の家以外で寝たくないのです。知らんところで泊まりたくないのです。認知症者であればなおさらです。理解できずに知らない場所に連れてこられて、さぁ泊まりましょうと言って了解するはずがない。
利用者にとっての需要と供給の部分で完全に不一致しているのにも関わらず、サービスが開始するもんだから、混乱している利用者達が家を探して動き回るのです。
これは贔屓目に見ても地獄絵図です。
…自分で書いていても嫌になってきました。
ちょっと頭が痛くなってきたのでこのあたりで終わらせていただきます\(^o^)/
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