天涯孤独老人にはキーパーソンがいない
天涯孤独という響きは何だかカッコいいですが、年老いてそうなると少々困る事も出て来てしまいます。今回はそんなお話です。
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相談員をやっていると、いろいろな問い合わせがあります。中でも最近特に増えてきているのが
独居老人です。子どもがおらず配偶者がすでに亡くなっている方、または未婚の方。本当に多いです。
親戚の付き合いもなく、連絡先もわからず、結果的に天涯孤独となるケースです、
そんな人いる? と思われる方もおられると思いますが、多いです。最近本当に増えてきました。
特養等の入所もそうですが、ショートステイの場合でもサービスの利用開始にあたり
キーパーソンは非常に重要です。いわゆる身元引受人となる方が誰なのかという事。ここの部分の確認が非常に大切となります。
天涯孤独な方の場合、緊急事態が起こってしまった場合に、誰に連絡する事も出来ません。本人だけですから。とは言え、介護職員に何が出来るかと言えば、救急車を呼ぶ事くらいです。
救急車を呼んで一緒に病院まで付き添ったとしても、介護職員には何の判断も出来ません。理由を説明して、医師にその判断を委ねる事しか出来ないのです。
中には、後見人制度を利用されていて、後見人が緊急時の対応をしてくれる場合もありますが、極々稀です。後見人も仕事であり、特に夜間の呼び出し等に都度対応出来るわけがありませんからね。あくまで後見人は事務手続きや支払い関係の対応がメインです。
今後この独居老人はさらに増えていく事が予測されます。晩婚化や出生率の低下から見てその傾向は明らかです。
ショートステイはその人の情報がそれ程多くない状態で受け入れを行う事も多く、緊急時に対応できる人がいないと受け入れ自体が非常に難しくなります。大きなリスクを伴う方の受け入れは躊躇してしまうのが現実です。
<おわりに>
今後、独居老人になる予定の方は後見人制度等を利用し、万が一自分が要介護状態になった際に備えていただければと思います。
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