ショート=帰宅願望
ショートステイってどんなところなのか、最近いくつか記事を書いたのでご理解された方もおられるでしょうか。介護施設の中でも比較的マイナーなサービスなので、あまり馴染みの無い介護士の方もいるのではないでしょうか。
今回はずばり、「ショートとは何か」といった内容になっています。
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ショートステイについては下記に過去記事を2つ貼りました。お時間のある方は良ければどうぞ↓
はっきり言って、ショートステイは戦場です。特養とはまた違った戦場です。戦場とは怖いものです。一体何がそんなに怖いのか。いくつかある中で、一番メジャーなものが…
そう帰宅願望です。
上記ブログでも触れていますが、ショートステイの存在理由は『介護者の介護負担の軽減』です。
そんなわけで、利用者が納得して利用してくれる事など稀なわけですね。半数の方が
「何でこんな所に連れてこられたのかわからん!家に電話してくれ!」
ですからね。でも、これはデフォルトなのです。当然です。行きたくも無い知らない場所で何日も泊まるなど理解不能でもおかしくはありません。拒否反応があって当然なのです。
ショートステイってそんなサービスなんです。利用者に嫌われてなんぼなんです。
しょっちゅう「閉じ込められた」と言われます。家族の要望で預かっているわけなので、こちらとしては決して閉じ込めているつもりはありませんが、利用者本人からすれば監禁以外の何物でもないのです。
認知症でも軽度の方は「自分が嫌と言っているのに無理やり泊まらせるのか!」と激ギレする事も日常茶飯事です。ごもっともなんですよね。
道義的にそれが良い事なのかどうか、それすら私達ショートステイの職員は深く考える事が許されません。それを考えてしまうと家族の介護負担が永遠に改善されませんので。
私達は、ただ心を無にして都度こう説明するのです。
『帰ってから直接ご家族に言って下さい。』
と...。しかし、良いか悪いか、帰る頃には忘れています。なので、次回来られた時には
「何でこんな所に連れてこられたのかわからん!家に電話してくれ!」
と言われます。この繰り返しというわけです。
<おわりに>
ショートステイとはズバリ帰宅願望といっても間違いではないでしょう。逆に帰宅願望=ショートステイでもオッケーです。どちらも同じです。
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