職員用に介護施設サービスを数値化してみた。
転職を考えている人、または初めて介護の仕事をやろうと考えているけれど、どういった所で働きたいのかわからない人、そんな皆さんの為に、施設サービスの数値化をしてみました。今回はそんなお話です。
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まず各施設サービスで働く上で必要な能力を5つに分けました。
身体力=とにかく介護の仕事には体力が必要です。
精神力=認知症者の周辺症状に対応する強靭な精神力は大切です。
技術力=介護技術が無ければどの現場でも仕事が出来ません。
応用力=これまで培った能力を適切な場面で引き出す必要があります。
傾聴力=利用者の想いを傾聴する事は大切です。
全ての項目を最大5,最小1としています。
特別養護老人ホーム
身体力=5
精神力=2
技術力=5
応用力=2
傾聴力=1
目立つのは身体力と技術力がそれぞれ5、反対に傾聴力が1となっております。こんな事を書くと特養勤務の方々に怒られてしまいそうですが、わかりやすく表記している事もご加味いただければと思います。
実際に特養勤務は体力勝負です。いかにたくさんの利用者を効率よく介護出来るか、それをなし得るには高い技術力も必要不可欠となります。
傾聴力1というのは、単純に要介護度が高い利用者が多いので、発語に対する傾聴する機会が少ないという判断です。
ショートステイ
身体力=3
精神力=4
技術力=3
応用力=5
傾聴力=3
全体的に数値が高めになっていますが、目立つのは応用力5ですね。毎日色々な利用者がやってくるので、そんな色々な利用者に対して見合った介護を提供する必要があります。また、ショートステイは夜勤者が一人で勤務する事が多いので、有事の際誰かに頼る事が出来ません。それに対して応用力が5というわけです。
グループホーム
身体力=3
精神力=3
技術力=3
応用力=3
傾聴力=3
全てにおいて平均的な能力を必要とするのがグループホームです。家事援助から身体介護まで幅広いというわけです。また、要介護度も様々で、認知症も伴っているので傾聴力も応用力も必要なのです。
施設にいながら、家庭的な雰囲気を醸し出す事は非常に難しく、平均的なスキルの職員を求めていると言えます。
有料老人ホーム
身体力=2
精神力=5
技術力=2
応用力=3
傾聴力=5
有料老人ホームに入居する利用者は本当に色々な人がいます。中でも有名なのが、これまでの自分の経歴に圧倒的な自信を持っていて、面倒臭い利用者です。有料老人ホームは基本的にセレブが入所する施設ですから、様々な経歴の利用者がお客さんなのです。
精神力と傾聴力はどれだけあっても足りない程だと言えます。しかも、入所サービスですからデイサービスやショートステイの様に自宅に変える日がありません。職員も気持ちを休める時間がありません。
そういった色々な事情がある利用者を、ターミナルまで介護するには、それ相応の資質を持った職員で無ければ難しいでしょう。
まとめ
因みに、今回挙げた4サービスは私が関わった事のある施設サービスです。客観的な視点と私個人的な視点を総合しての数値です。しかし、全ての人がそう感じるというわけではありませんので、参考程度にみてもらえればと思います。
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