特養の相談員とショートの相談員の違い
相談員と言っても、特別養護老人ホームの相談員なのか、ショートステイの相談員なのか、デイサービスの相談員なのか…etc。仕事内容は似ているようで非なるものです。今回はそんなお話です。
スポンサーリンク
生活相談員とは施設介護士から相談業務を分離させた職員の事です。施設に業務する介護士は、現場の身体介護だけではなく、利用者や家族からの相談を受ける事も仕事の一つです。生活相談員とはその相談業務に特化した職員と言えます。
なので、生活相談員も介護士なのです。別の業種では無いのです。同じです。便宜上分けてあるだけで、纏めると介護士の一員と言えます。だから、処遇改善手当も当然いただきます。生活相談員もイチ介護士ですから。
特養の相談員とショートの相談員の大きな違いは、そのリアルタイム性です。特養と併設されているショートはまた別ですが、特養での利用者の出入りと言えば、逝去による退所とそれに伴う新規利用者の入所がほとんどです。
ショートの場合は毎日数名の入所と退所がありますから、その日の送迎時間の管理や、居室の管理に尽きます。決して満床を超えないように、なるべく空床を作らないように...。毎週、新規利用者の面談にも行きますし、利用者宅でサービス担当者会議があれば出席もします。緊急の依頼もまた然りです。地域に密着しており、在宅介護を支える役割も担っているのです。
また、ケアマネジャーがたてたケアプランを元に、個別サービス計画を作成する必要があります。これが中々大変で。新規利用者などその人をほとんど知らないような状況で作るわけですから、細かい事まで考えて作成する事は出来ません。もちろん、ゆっくり考えて作成する時間が無い事もあるので、もう割り切ってもとのフォーマットに沿って機械的に作ったりもします。
あと、送迎業務で車の運転もありますね。ショートの相談員で車の運転をしないという人は少ないように思います。ショートの相談員=送迎みたいな風潮さえありますので。
どの施設の相談員も多忙であるとは思いますが、何だか残業ありきで業務内容が決まっているような気がしてなりません。まだここに書いていない業務も多々ありますので、勤務時間内でそれらが全部終了するとはとても思えないわけです。
当たり前のように現場の仕事もやっているわけで、常に2足のわらじを履きながら、上記の業務もやるっていうのは何だか無理があるような気もしますね。騙し騙しやっていますけどね。
特養の相談員は主任が兼務していたり、ケアマネが兼務していたりする事も多いと思います。今回のお話で両者の業務内容が似ている様で非なるものだと言う事がわかっていただければ幸いです。
↓良ければ押して下さ〜い↓\(^o^)/
スポンサーリンク