相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

緊急の受け入れは辛いよ

ショートステイには緊急受入れシステムがあります。街を徘徊していて警察に保護された認知症の方、または虐待を受けており自宅に戻すわけにはいかない方等。『今から受け入れてもらえませんか?』と問い合わせがあります。大体夕方の電話は要注意です。緊急の可能性が高いですから。今回はそんな緊急受入れについてのお話です。 

 

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通常ショートステイを新規で利用するには…

 

ケアマネから日程予約→面談→契約→本人情報のまとめ→利用日

 

上記のような流れがあります。

 

でも緊急の受け入れでは

 

ケアマネから緊急受入れの依頼→当日利用

 

と通常の流れを全部すっ飛ばして当日利用となります。

 

これは施設としては非常にリスキーな利用となります。事前情報が無い。あったとしてもその情報をまとめる時間が無い。利用が開始してから家族に利用契約書等を書いてもらわないといけない等面倒な事が多いわけです。

 

しかし、ショートステイには地域貢献の義務もあり、ここは避けては通れない部分でもあります。部屋さえ空いていれば基本的には受けなければなりません。

 

また、現場の職員も夕方から来る新規利用者に良い顔をするわけがありません。緊急で受け入れをすると緊急受入加算が発生する事もありますが、だからといって職員になにかメリットがあるかといえば全く無く、何なら事前情報が全く無くデメリットしかありません。

 

先日何かのTV番組で救命救急が特集されていました。その救命のDrは「どのような患者であっても、どのような状態であっても、基本的には受け入れている」と話していました。

 

これって、なんだかショートステイの緊急受入れに似ていませんか?

もちろん、ショートステイの緊急受入れには生死に関わる事例はありません。が、全く未知の利用者が、職員の手薄になる夕方から入所する不安感というのは、カルテが無く詳しい症状がわからず、来てみてから判断する必要のある救命に似ている気がしたのです。

 

ショートステイの緊急受入れは、毎回ハジメマシテの救命救急のように、毎日緊急があるわけではありません。しかし「そろそろ退社時間か」と気を抜いている時間帯になる緊急の電話程恐怖を感じる事はありません。気持ちは救命Drです。

 

「わかりました。今から来てください。」

とかっこよく言いたいものです。

 

実際には

いや〜、もう時間も遅いですし…すでに新規利用者も2人いるし…今日の受け入れはおそらく難しいです…明日…いや、明後日からなら、もしかすると受け入れ出来るかも…でも…

と歯切れの悪い受け答えとなります。

 

 

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