台風の影響〜介護施設ショート編〜
ようやく大型台風21号が通過しましたが、特に関西圏で大きな被害を残しました。その時、介護施設はどの様な対応を迫られたのか、状況だったのか、今回はそんなお話です。
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介護施設といっても様々です。ちなみに21号が通過する前日早々にデイサービスは休業を宣言していました。
デイサービスは午前中に家まで迎えに行き、夕方また家まで送ります。危険が多いと判断しての休業対応でしょう。利用者がいないのですから必然的に職員も休みでした。
デイサービスに関しては同じような対応をされた施設も多いのではないでしょうか。
反対に入所系施設はほぼ通常営業でしょう。利用者が施設に住んでいるわけですから、電車が運行停止していようと、雨風が強かろうと出勤を迫られた事でしょう。
介護する人がいなければ生きていけない方々が生活しているのですからそれも致し方ない事です。職員の命を優先すると利用者が死にます。二者択一です。
ではショートステイはどうでしょう。ショートステイは毎日全員の送り迎えをしているわけではありません。当日入所する利用者と当日退所する利用者、前日からすでに利用中で当日も宿泊する利用者が混在しています。
入所系とデイサービスのあいのこです。当日の退所が台風の影響で難しいからといって、本来帰るべき利用者を全員泊める事は定員オーバーで不可能です。当日帰る予定の利用者は基本的に当日送り届けなければならないのです。
唯一調整出来るとすれば退所の時間です。普段夕方に送っていますが、この送りの時間を台風が通過する前に前倒しする事です。
実際、先日はこの対応に追われました。家族が日中働いている利用者などは、突然の時間変更に対して受け入れ態勢が整っていない場合もあるのです。
また、当日から利用開始する利用者の迎え時間の調整も必要でした。こちらも台風の影響が出る前に迎えに行ける様、一人一人家族等へ連絡し調整を行いました。
こんな事を書いていると「デイサービスの様に当日休業にすれば?」と思われる方がいるかもしれません。確かにその方が安全です...が、ショートステイの利用者は様々な事情が複雑に絡み合い泊まりのサービスを利用されている方が多いのです。
独居で台風を一人で過ごすのが困難な人、帰る家が無くてショートステイからショートステイを渡り歩いている人、家族から虐待を受けており家に戻る事が出来ない人...etc
単純に休業出来ない理由があるのです。昨日はまさに台風に振り回された1日でした。
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