現場介護士と生活相談員どっちが良いの?
介護の仕事と言ったらやはり、現場介護ですよね。現場介護こそ世間一般の「The介護士」のイメージではないでしょうか。しかし、現実は介護職と言ってもいくつか種類があります。その中でも今回は、現場介護士と生活相談員(※以下相談員)どっちが良いのか比べてみたお話です。
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介護士が介護施設で働く場合、どういった職種で働くかをまず選択します。私の個人的な統計上では、施設で働く介護職員の内訳は、現場介護士が8割、相談員が1割、残りの1割がケアマネジャーです。実際は、兼務する事が多い業界ですので、生活相談員兼ケアマネや、介護士兼相談員等も多く存在しています。
私の経験上でお話しできるのは、現場介護士と相談員についてのみですが、いったいどっちが良いのか。どっちが楽なのか。どっちが面白いのか、どっちが大変なのか。それぞれ箇条書きでメリットとデメリットを挙げてみたいと思います。
現場介護士
- 利用者からの暴言を受ける
- 利用者からの暴力を受ける
- 利用者のおむつ交換、食事、入浴介助を行う
- 夜勤がある
- 家族との関わりが少ない
- 外部との関りが少ない
- 介護に専念できる
現場介護士は、その名の通り現場で働く介護士です。現場のプロフェッショナルです。現場に特化した働きを期待されます。利用者からの暴言、暴力を受け流す精神力が必要です。おむつ交換で便の処理をした後に、笑顔でカレーを食べられる様な大らかさが必要です。代わりに、家族との連絡等に関しては相談員を通す事も多く、外部との関りは比較的少ないと言えます。施設内の介護に専念出来ると言えます。
相談員
- 相談業務と現場介護の兼業になる事が多い
- 家族との関わりが多い
- 夜勤がない
- 外部との関りが多い
- クレーム対応がある
- ときどき介護士なのか相談員なのかわからなくなる
- 直接利用者からの暴言、暴力を受けない
結局相談員は現場介護士上がりが多いので、現場がピンチの時には現場に入って我武者羅に働く必要があります。とは言え、外部から電話がかかってきたら介護を中断し電話対応をする必要もあります。事務的な事で言うとクレーム対応がつらいところです。自分に直接関係の無い出来事であっても、ひとまず陳謝する事もありますし、具体的な対応に迫られる事もあります。代わりに、直接利用者からの無慈悲な暴力や暴言を浴びる事は少ないと言えます。
箇条書きで書き出して改めて気が付いたのですが、強いて言えるメリットって無いんですね。どちらにも。どちらも大変で、一長一短とも言えない(一長がない)どちらもおススメ出来ない職種なんですよね。酷い業界ですね。メリットが無い仕事。安い給料で、我慢ばかり強いられる仕事が介護業界というところです。
それでも、二者択一で現場の介護士か相談員か、選択する必要に迫られているあなた!上に記しました違いを比較してみて、どっちの方が自分にあっているのか。どっちの方がマシなのか。どっちの方が耐えられるのか。吟味していただきたいと思います。
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