相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

安定を望むか波乱を望むか

 転職の理由は人それぞれ様々なものです。何が正解で何が不正解かは後々になって見ないとわかりません。私の場合はどうでしょうか。

 

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忙しい職場にいると自ずと「休憩したい。しんどい」と言う気持ちになります。しかし、暇な職場にいると「やる事がない。退屈」と言う気持ちになります。隣の芝生は青い理論かはたまた、無い物ねだりと言うべきか。人間の気持ちと言うモノは難しいものです。

 

介護業界の通説で言うと施設系なら特養系、療養型が体力的に特にキツイと言われています。反対にグループホームや有料系は比較的楽な印象です。これはあくまでも"体力的"にという前提です。

 

生活相談員に関して言えばどうでしょう。相談員の業務は各施設により様々で、正直な話実際に働いてみないと業務の詳細は見えてこないと言われています。

やってみなければわからないとは怖い業界です…

 

とは言え、前述の通り「めっちゃ暇でお尻に根が出そう」な職場も辛いわけです。有り難いのか余計なお世話かわかりませんが、以前の職場は各部署事に業務を細かく分けていました。都度その見直しが行われ、徐々に生活相談員の実務が目減りしていきました。

 

これは中々複雑で、仕事が減って楽になる嬉しさに反比例し私の存在価値は?ともなるわけです。最終的には窓際族のような、仕事を奪われていった様な気持ちさえありました。

 

 

休日が多い職場に加えそこそこ月給もあり、加えて業務も減ったのです。割り切って長く勤める事も可能でした。ただ毎日出勤し、定時になったら帰れば良いのです。10年近く勤めた職場で、それなりに居心地も良く勝手も知っているのです。悪くは無いかもしれません。

 

でもそれってどうですか?

 

確かに毎日は楽かもしれません。しかし、長くいたからと言って確実に昇進して行くような業界でもありません。逆にそのような所でモチベーションを高く維持する事も難しいでしょう。このままその職場にいると私は将来、駄目な使えないおっさん相談員に成り下がっているイメージが湧いたのです。

 

新しい職場は決して楽ではありません。ゆっくりと椅子に腰掛けてコーヒーを飲みながらパソコンに向かう事は出来ません。現場と掛け持ちする必要があります。年間休日もめっちゃ減ります。職場自体もかなり遠くなります。給料も減ります。

 

しかし、私にとってはその方が将来性があると判断しました。自分にとっても長い目で見ると経験値が上乗せされると判断したのです。ぬるま湯に浸かっているだけでは成長は望めません。敢えて、自分を追い込む方へ進みました。隠居するにはまだ早いと思ったのです。

 

その最終判断として「退職金」は大きな役割を背負ってくれました。これがあるから頑張れるのです。

 

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