信じるべきは己の経験だけ
介護職に限らず、どんな職業でも同じ事が言えますね。経験程価値のあるものはありません。最終的な判断を迫られた時、信じるべきは己の経験だけです。
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新しい職場で働き始めて1ヶ月が過ぎました。今はまだ、与えられた仕事をただこなしているに過ぎません。後ろからどんどんやらなければならない事が追いかけてきて、それに追いつかれないようにただ前を向いて走る事しかやれていません。後ろを振り返る暇さえありません。
思えば、相談員1年生の時も似たような状況でした。見る物、聞くもの、全てが初めての出来事で、これまでの現場の介護職としての知識や経験があまり活かせなかった事を思い出します。
現場にいた頃に、現場仕事以外の面倒臭い仕事を、全て相談員に任せていたツケが回ってきたのでしょう。それまでは介護職の延長線上に相談員があるように思っていましたが、その時介護職と相談員は良い意味でも悪い意味でも全くの別物であると悟りました。
ですから、現場の介護職と相談員を半々で兼任している様な方々には頭が上がりません。さぞかし大変な思いをしている事でしょう。現場と相談員の掛け持ちは、頭の切り替えと身体の切り替えが大変です。出来れば専任である方が望ましいと言えるでしょう。人員配置等の問題でそうそう専任と言うわけにもいかないかもしれませんが。
話が少し脱線しました。私は今の職場に来て、相談員として働いています。現場は1割、相談員が9割くらいの割合です。というわけで、一応は専任の範囲でしょうか、この割合では兼任とまではいかないでしょう。
先述の通り、以前の職場で初めて相談員の職に就いた時、同じ職場でありながらこれまでの経験をあまり活かす事が出来ませんでした。
しかし、この度、別の職場で、同じ相談員と言えど業務内容には随分差があるにも関わらず、有り難い事にこれまでの相談員としての経験を活かす事が出来ています。
せっかく4年弱相談員を経験したのだから、同じ相談員で転職しようと思った事は間違いではなかったのです。これまでの相談員経験はしっかりと役に立っています。具体的な話はまた後日…
私がもし、右か左かの判断を迫られた時、これまでの介護職としての経験、相談員としての経験から勘案し決断を下します。対象者が変わっても、その判断基準は変わりません。対象者に合せた応用力は必要ですが、根本の判断基準は己の経験で培う以外に方法がありません。
とは言え、経験年数はそれ程関係ありません。ある人は5年でマスターする所を、ある人は10年かかる場合も多々あります。介護業界が長くても無駄に過ごしている人も少なくありません。
残念ながら介護士には「センス」が必要なのです。これは経験だけでは培う事が出来ないのが実情です。持って生まれたモノといっても良いでしょう。良く「観察力」とか「視点」とか言いますが、そのあたりが優れている人が実際にいます。
ちなみに私は「センスゼロ」人間です。センスある介護職に憧れますが、逆立ちしても手が届きそうにありません。
それでも最終的に信じるべきは己の経験だけです
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