相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

ユニットケアは理想郷

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Wikipediaより引用

ユニットケアとは、「配属された職員が患者・入居者・利用者の看護・介護・要望・苦情に迅速かつ柔軟に判断・対応ができるよう、規模を縮小した看護・介護の提供態勢」である。

ユニットケアにデメリットはあってもメリットはありません。因みにこれは職員側の意見です。もし、経営者の方でこれからユニットケアをやって見ようと考えている方がいれば、それは即刻辞めた方が良いとアドバイスします。

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ユニットケアのデメリットについては以前に「ユニットケアの欠点」という記事を書いています。


結局ユニットケアは理想郷でしかありません。理想と現実は違っていて当然です。介護を追求するとユニットケアにたどり着く事は容易に予測出来ます。


ユニットケアが理想郷である理由はgoogleで検索していただければ容易ヒットするでしょう。とにかくデメリットが多いのです。メリットが利用者側にしか無い。これでは経営的に支障をきたします。

※デメリットの詳細については上記の記事を参照下さい


私の施設も慢性的な職員不足で、ユニットケアが崩壊しつつあります。というか、この際ユニットケアの概念をぶっ壊してユニットケア風にしたらどうだろうかとも思ったりします。


例えば、メインのユニットを固定せず、毎日別のユニットを行き来して勤務するのです。1つ1つのユニットの職員は各10人づつだとしても、2つのユニットを合体させれば20人になります。シフトも2つのユニットをまとめて作るのです。

こうする事によって、従来型特養の様にたくさんの人数でたくさんの利用者を介護するスタイルに変わります。ハード面では行ったり来たりで不都合がありますが、利用者にとっては居室が個室でダイニングも中央にありますからユニットケア風というわけです。


無駄に多い職員配置を求められるユニットケアは、この介護士不足の今の時代にそぐわない、逆に古いスタイルだと言えます。綺麗事だけでは介護は出来ません。効率よく介護が行われなければ、どれだけたくさんの介護士がいても足りません。


貴重な人材を無駄にしない為にも、ユニットケアは即刻辞めるべきです。介護士がもっと増える様な奇跡的な事態になった時には復活させれば良いのです。

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