認知症じゃなくても「否定しない」会話術
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タイトルの会話術についてですが、認知症と一言で言っても今や様々な種類があり、当然ではありますが一括りになんてする事は出来ません。
ですが、全般的に『否定しない』対応というのは有効です。ウンウンと頷いてもらったり、そうそうと同調してもらったり、確かに...、ごもっとも...等、肯定せずとも否定しないという対応は嫌な気がしません。
ここで私のTweetを張ってみます。
認知症の対応に「否定しない」という大前提がある。これは一般社会でも変わらない。育ってきた環境が違う訳だから、考え方が違って当たり前。自分の考え方が正しいと思うのは勝手だけど、他人にそれを押し付けてはいけない。違っていて当たり前。それを肯定して初めて会話が出来る。
— しがない介護士 (@kendyvista) 2015, 11月 5
お恥ずかしながら私否定しないという事は、認知症の対応だけでは無く一般的な会話術としても基本であり、それは非常に大切な事であると今更ながら気が付いたのであります。
自分の意見をどれだけ熱心に伝えても「それは違う、これこれがどれどれでこうだから。」と言われると完全否定された気分になります。
それを『確かに。それもわかる。ただこれこれがどれどれでこうなるんだ。』の方がしっくりくると思いませんか。
またこれと同じで、自分の意見を押し付ける事が愚かであるとも思います。これも相手を否定している事と同じなのです。人それぞれ考え方が違って当たり前なのです。
認知症の方々も私達も、感情は正常で否定されれば傷付きます。それは私達であればストレスが溜まる程度で済むのかもしれません。しかし、認知症の方々はそのストレスが他の周辺症状へと変化し様々な分野で悪影響を起こす事になってしまうかもしれません。
という事で、むやみやたらに否定するのでは無く、まず肯定してみようと思った今日この頃です。
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