相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

将来の親の介護には困った事例の逆を張る

私の両親もあと10年もすれば要支援、要介護の認定を受けてもおかしくありません。そんな時に、これまでの困った事例の逆張りでスムーズな援助を行いたいと考えています。今回はそんなお話です。 

 

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両親が年老いていく事は世の常です。自分の親だけは要介護・要支援にならない、認知症にならないなんてわけはありません。突き詰めていくとある程度の年齢になれば2人に1人は認知症になりますし、認知症にならなくても身体状況は低下していきます。介護保険のお世話になる事は前提で考えていた方が良いでしょう。

 

身近なところでは、自動車運転免許証の返納の年齢です。入居した利用者が認知症になっているにも関わらず、入居直前まで車を運転していたと言う事例です。

高齢者の運転で起こる事故は近年非常に多く見られています。認知症でも全ての機能が使用不能になるわけではありませんから、以前に覚えた操作等は行えても不思議ではありません。

しかし、認知症ですから忘れてはいけない事を忘れてしまうわけです。そのような状態で運転する事は自殺行為以上の重大事故に繋がります。

 

私も両親には75歳には免許証を返納するように伝えました。これまで子どもの保育所等への送迎を手伝って貰う事もあり、非常にありがたい存在でした。返納してしまうとそういった事をお願いする事も出来なくなります。この判断は自分の首を締めているわけです。ただ、事故が起こってからでは遅いのです。あの時こうしていれば・・・と言っても時すでに遅し。最終判断はまだ認知症ではない両親ですが、是非介護士の意見を聞いて欲しいものです。

 

あと、大切なのが延命についてのお話です。口から食べ物を食べられなくなった時に、胃ろう造設を望むのか、心肺停止した時に心肺蘇生を望むのか人工呼吸器をつけるのか…etc。

胃ろうは賛否両論あり、その時の本人の年齢や様子によっても判断は違ってくるでしょうし、その時に本人の意志が確認出来る状態であればその時に再度確認する事も出来るでしょう。しかし、事前確認も大切です。元気な時はこういう意見だったという判断材料になります。

 

これまでの私の経験上、選択の時が来るまでその様な話し合いはこれまでした事が無かったと言われます。そりゃあそうでしょう。その様な、マイナスな話し合いなんてしたくもありませんし、する機会などなかなかないでしょう。そもそも、その様な予測事態ができたものではありませんし。

 

逆に、施設入所の話などは事前にする必要はありません。それは、その時に入所施設が空いているかわからない事もありますが、基本的に皆自宅で過ごしたいですから。

誰だってそうでしょう。心の底から好きで入所する人なんていません。皆ある程度妥協しているのです。いくら元気な時に迷惑をかけたくないから…と言っていても、直前になったら、しかも認知症だったら嫌に転じるでしょう。私だってそうだと思います。歳いってから知らない環境で過ごすなんて嫌ですわ。

 

しかし、綺麗事だけでこの世の中は生きていけません。いずれその様な判断が必要になる事があります。国は在宅介護に力を注いでいるようですが、残念ながら在宅介護には限界があります。

 

という事で、両親がある程度の年齢になると、介護する側もされる側も、もしかすると施設入所が必要になる日が来るかもしれないと言う心構えは必要なのかもしれません。

 

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