相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

小児肘内障について

小児肘内障とは子どものいわゆる「腕が抜ける」と言われる状態です。私の認識では「脱臼」だったのですが、少し調べてみると脱臼とも少し違うニュアンスの様です。今日はそんな小児肘内障のお話です。 

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夜10時頃、入浴後の長女と次女が布団の上で遊んでいました。寝転がっていた長女が次女の足を引っ張り、次女が布団に転びました。すると次女が大泣きし始めたのです。抱っこしても全く泣きやまず。流石に3回目なのでピンときました。

転んだくらいではまず泣きませんし、布団の上ですから怪我をする可能性もまず考えられません。これはもう「脱臼」しかないなと。

 

次女の右腕を見てみるとプラプラしていて全く力が入っていませんでした。一番確実なのは病院へ行く事です。しかし、時間が夜の10時です。整形外科担当の救急外来を探す所から始めなければいけません。しかも不運な事に当日は嫁が夜勤だったのです。私一人で長女と脱臼した次女を連れて行かなければならなかったのです。

 

自分で治そう!そう思いました。今まで長女も合わせれば3度脱臼を経験していますから、整復の仕方はこれまでの経験上何となくわかりましたが、一応「子ども 脱臼 直し方」で調べてみると、いくつかサイトが出てきました。それらには脱臼ではなく『小児肘内障』と書かれていました。また、あくまで「病院で整復してもらう事が望ましい」という注意書きもあり、少し不安にもなりました。

 

ただ、この時間から病院探しをするのも大変だったので自分の直感に賭け、小児肘内障の整復を実施しました。方法としては、片方の手で肘をしっかりと固定し、もう片方の手で手首を持ちます。ゆっくりと手のひらを上に向けながら肘を曲げます。すると、肘を固定している方の手に「コクッ」と上手く『ハマった』感覚を得る事が出来ます。

 

結論から言うとこれは成功しました。大泣きしていた次女が、何事も無かった様にさっきまで全く動かなかった右腕を動かしながら寝てしまったのです(泣きつかれた事もあったのでしょうが)。

今回の場合は成功しましたが、上手く「ハマらない」事もあるようです。また、場合によっては骨折している可能性もありますから(転倒の仕方等、怪我の程度にもよりますが、骨折すると見た目にも腫脹が見られます)もしその様な場合には容易に動かしてしまう事は厳禁です。

 

もちろんどの様な場合にも専門の先生に診てもらう事は先決と言えますが、今回の様に明らかに小児肘内障が疑われる場合、又は夜間帯である場合等、実施してみても損は無いかもしれません。次女の場合、これで3度目でした。恐らく今後も続く事だろうと思います(7歳位になれば起こらなくなる様ですが)。これからも自分で整復出来そうだと判断すれば、今回と同様に実施するかもしれません。

 

一番はそうならない事なのですが、子どもの動きをずっと見守る事は不可能なのです。子どもは加減を知らず、無茶をする生き物です。3度ある事は4度ある気がしてなりません…。

 

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