相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

夜勤の大変さをご存知?

早出、遅出等、様々な勤務形態がある中、一番やっかりなのが夜勤です。拘束時間が長い上に、自己判断を迫られる事も少なくありません。結果的に、夜勤をこなせるようになれば、とりあえず一人前と言われる状態になるのです。

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これからご紹介するのは介護施設の夜勤についてです。色々な職種、色々な業種の職業がある中、夜勤業務を伴うお仕事も様々です。警備やコンビニ等24時間営業をしている所では必ずその役割は存在します。他にも製造業や消防、警察もそうですね。

 

夜勤者の役割

介護施設での夜勤の役割は多岐にわたります。夜だから利用者が眠っているとは限りません。沢山の人間が生活していますから、それぞれが独自の生活習慣を持っています。基本的に人は昼間に活動し、夜間は眠るものですが、高齢になってくるとそういった基本的な事がスムーズに行えない事もあるのです。

 

トイレに関しても、尿意のある人にはナースコールを押してもらいます。これは非常にわかりやすいパターンです。ナースコール=トイレです。歩行が不安定な人や車椅子に自分で移乗出来ない様な人の介助を行います。

 

難しいのが「尿意はあるけどナースコールを押せない、もしくは押さない人」です。認知症により危険意識が低下している人や自分の能力を過信している人、また遠慮している人等です。そのような方々には場合によっては光センサーを設置させてもらいます。ベッドから降りようとした時にセンサーが察知し、私達に音で知らせてくれるのです。このセンサー音を頼りに、介護士はその人の居室へと走るわけです。

 

施設の規模にもよりますが、夜勤帯の職員配置は少ないものです。ユニットやグループホームであれば1人夜勤である事もあります。待った無しのナースコールやセンサーが同時に複数鳴りまくると本当に大変です。

ちょっとでも待たせるとひっくり返って転倒してしまう人、または暴言を浴びせてくる人など他人の事などお構いなしですから困ったものです。

 

ルーチン的なオムツ交換や見回りをしている最中に、上記のような状態になる事も少なくありません。対応に追われているとルーチン業務がどんどんと後ろにおしていく事になります。夜勤帯は常に優先順位を考えながら業務を遂行する事が求められるのです。

 

夜勤者が大変な理由

結局、夜勤者がなぜ大変なのか。それは業務の多さやリスクだけの事ではありません。一番大変な事、それは夜に起きていなければいけない事です。利用者もそうですが、世間の9割が寝ている時に自分だけが仕事のために起きていなければならない事。眠たくて眠たくても起きていなければならない事。このストレスは並大抵ではありません。

自分の好きな事、例えば徹マンやカラオケのオールをやるにしても必ず眠たくなりますよね。当然です。人間は昼間に起きて夜寝るように設計されているのですから。自然の摂理です。この自然の摂理を侵して働くという事は、どれだけ身体に負担を強いているのか、夜勤をした事のない方でも容易に想像がつくかと思います。

 

人間の欲求の一つである睡眠欲を制御する事が夜勤の一番の大変な部分と言えるのです。ナースコールやオムツ交換と言った事ももちろん大変ですが、眠らない事に比べればそれ程難しい事ではありません。日勤帯に比べれば夜勤帯の業務自体は少なく設定されていますから。夕方から朝まで起きている事プラスαそれらの業務を遂行する事が大変だと言うわけです。

 

そう、夜中の3時頃ふと虚しくなる事があります。こんな夜中に自分は一体何をしているのだろうと…。

 

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