相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

介護業界の未来は暗い

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前途多難ですね。しかし当然の結果です。今の介護業界の境遇を知っていればこうなる事など初めから分かっていました。

それでも介護の仕事に就きたいと思う学生はこれからの福祉の将来を担う金の卵か、ドMかの二択です(非常にありがたい存在なんですけどね)。


介護士になるプロセスとして、大きく2つに分類できます。それは下記の通りです。


  1. 福祉系の学校卒
  2. 中途採用

福祉系の学校卒で就職する人達の事を私は尊敬の意を込めてキャリア組と呼んでいます。その中でも卒業時に介護福祉士を取得している人達の事をエリートと呼びます。
ちなみに中途採用ノンキャリア組です。


これからの福祉業界はキャリア組の増加が1番必要なはずなのに、ここが増えるどころか減っている状態です。土台がグラグラではどうしょうもありません。

結局ノンキャリアはそれまで別の仕事をしていて何らかのきっかけで退職し、介護の勉強をして介護士になるのです。とにかく時間がかかるのです。即戦力にもなりません。


かと言う私もノンキャリアです。介護の「か」の字も分からないままヘルパーの養成所に通っていました。
当時は今よりも介護業界が明るかったですから(今思えば楽観的で、これから待遇は良くなって行くだろう程度でした。結果的にどん底まで落ちましたが)、介護士の数は微量傾向にあったと思います。

今はどうでしょうか。介護士の虐待や低賃金、低待遇ばかりが報道されています。それは事実ですから否定する気は全くなく、何ならもっと声を大にして叫びたい所ですが...。

だからといってこれを放置していれば、後々本当に地獄を見る事になると思っています。介護される側も介護する側も。

どれだけ介護ロボットを導入しても、どれだけ福祉用具が改良されても、結局それらを扱うのは介護士なのです。その絶対数が増えるどころか減っている事実から目を背ける事は出来ません。

この業界を活性化させるには何が必要なのかはわかっているはずです。その捻出に力を注いでいただきたいと思いますσ(^_^;)

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