相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

ヤフーニュースの医者の話

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ヤフーニュースの記事です。考えさせられる部分があったので引用させていただきました。

 

私は職業柄、死を看取る事が多くあります。ですから悪い意味で、死に対して鈍感になっています。それは職業上、悲しんでばかりでは先に進めないとう理由があるからです。本当は、その都度、家族と同じように悲しむ事が必要であるとも思います。しかし、それを繰り返していると非常に心が疲弊してしまい業務が務まらなくなります。そしていつしか、悲しまない事が一番楽であると気付いてしまうのです。それが良い事だとは思いません。おそらくこの行動は自分を守るための防衛本能だと思います。

 

しかし、自分が死に直面した時に割り切る事が出来ない事もわかっています。自分の死がどのような角度から迫ってくるのか、そんな事を考えると恐怖でしかたがありません。今でも恐怖ですから、本当に死と直面した時の心境など想像も出来ません。

 

ここでヤフーニュースの話になりますが、医者だとなおさら、患者に残酷な告知をする事もあるでしょう。死を看取る事も多いでしょう。常に患者の立場になって物事を考えなければならない人達です。そんな人でさえ、自分に近づいてくる死を受け入れる事が出来ない。しかも高齢と呼ばれる年齢になったとしても。これは個人的な問題なのか、それとも医者の考え方の問題なのか。

よく、やり残した事が多い人程、生きるに対して貪欲であると言いますが、私はそうは思いません。いくら高齢になって、やり残した事が比較的少ない人間であっても、死を受け入れる事が出来る人間ばかりではないと思います。逆に、若年であっても冷静に死と向き合う人もいるでしょう。ですからこれは個人の資質の様に思います。

 

今まで歩んできた人生が短くても長くても、そこに悔いがあろうがなかろうが、いずれ必ず人は死んでしまいます。だからこそ、悔いのない人生を送りましょう…というような、綺麗事を言うつもりはありません。言うなら私なんか悔いだらけの人生です。過ぎてしまった事はもう取り返す事も出来ませんし(^_^;)

 

ただ、どうせ最後は死んでしまうんだから、過去は水に流して好きな事をやって生きていこうとは思います。

 

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