介護士と看護師
介護士とは時に無力です。
何をやっても看護師には敵わないのです。
看護師でなければ出来ない仕事は数多く、介護士でなければ出来ない事などないのですから。
介護士のその存在意義を問われます。
介護士は結局、看護師の下位互換でしかないのでしょうか。
介護士をしばらく続けていると、似たような仕事をしていても看護師には結局敵わないという壁にぶち当たります。
似てはいますが非なる仕事同士。頭では理解していても、看護師に介護士の代わりが出来ても、その逆は出来ないという事に劣等感を抱かざるをえません。
ですから、介護士から働きながら看護師を目指す方もいます。その現実は給料アップが目的ですが、今まで手が届きそうで届かないその壁を自分でよじ登る事を決断したその勇気を尊敬します。
私は今相談業務を担当しています。他病院のMSWと話をする機会が多くあり、結局看護師出身の相談員の方が医療の知識が豊富で優れていると感じざるを得ません。
では、本当に私達の存在意義とは何なのでしょうか。
それぞれの立場があり、それぞれの仕事が存在する以上、誰かがその役割を果たさなければなりません。
誰かがやらなければならないのです。看護師には看護の仕事があります。介護士には介護の仕事があります。
確かに看護師はオールマイティであり、介護の仕事もこなせます。
介護士には介護しか出来ません。しかし、それは裏を返せばプロフェッショナルだという事です。
北海道日本ハムファイターズの大谷選手の様な投打が出来る両刀は出来なくても、イチローもしくはダルビッシュの様に片方の技術だけでもプロフェッショナルにさえなればそれは成り立つのです。
介護についてなら看護師にも負けない知識、経験があると自負出来るよう日々精進したいものです。
※看護師と介護士はその仕事内容が違います。医師と看護師も同様です。何が欠けても成り立ちません。頭では理解していても、実際に働いていると納得出来ない事も出てくるというお話でした。
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