相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

介護系ドラマは数字をとれない理由

これまで放送された介護系テレビドラマで有名なものといえば「任侠ヘルパー」ですね。私も見ていました。それ以外でもいくつかある様ですが、私は見ていないのでわかりません...。今回はそんな介護系ドラマに関するお話です。

 

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医療系テレビドラマは数あれど、介護系は数える程度...皆さんはその理由を考えられた事がありますか。

 

これには大きな理由があります。実は介護ドラマでは王道のストーリー以外作れないという事です。

例えば...

 

⒈問題行動をする認知症の老人

⒉しかしそれには理由があった

⒊主人公がその理由を発見

⒋かつて元気だった時の本人の生活歴が垣間見えて皆涙

⒌これからは気を付けよう

 

必ず最後にお涙頂戴になりがちです。でもそれって当然です。実際に認知症の人もかつては認知症ではなかったのです。活躍していた現役時代があるのです。

 

今は周辺症状にまみれて見えなくなってしまっていたとしても、何かのきっかけでかつての本人の思いを感じる事が出来たら...涙無くしては見れませんよ。

 

要するにラストをハッピーエンドに結びつけようとするのですが、結局のところ認知症が治るわけではないので完全なハッピーエンドには繋がらず無理が生じます。

 

なので、なんだかシコリが残ったようで消化不良になり、自分が認知症になったら...とか親が認知症になったら...等考えさせられる事があり、暗い気持ちになってしまうのです。

 

というのも、医療には寛解がありますが、介護には寛解は存在しません。ここは大きな違いです。スッキリしないわけです。最後はハッピーエンドでスッキリ!といかない訳です。

 

介護系ドラマは結局のところ、人間が老いていく事を表現するわけで、これは視聴者が自分の将来と非常に重ねやすく、見終わった後なんだか暗い気持ちになる事間違いありません。

 

介護に涙はつきものです。自分の親が認知症になり介護をしている人達が見て、救われるような、何でもいいから見終わった後にスッキリ出来るような介護系ドラマが制作される事を切に望みます。

 

医療系ドラマにはスーパードクターが登場しますが。介護系ドラマにはスーパー介護士は登場しません。スーパー介護士の定義もわかりませんが...

 

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