相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

介護職の悩みあるある

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現場にいる頃いつも考えている事がありました。

  • 怪我をしたら働けなくなる(骨折等)
  • いつまで働けるのか
  • 50歳になっても給料が変わらないのだろうか
  • いつまでやるのか(ユニットリーダー職)

・怪我をしたら働けなくなる(骨折等)
これは介護職に限った事ではありません。ですが、ただでさえ少ない介護職の給料なのに、そう言った事で出勤する事が出来なくなり減給される様な事態になったらどうしようという不安感がいつも脳裏にありました。

やっぱり他人を介助する仕事ですから、骨折等身体の自由が利かなくなった場合には働く事が出来ません。
事務業務であれば、電話対応の様な事務処理等、身体的に万全でなくともできる仕事が多数ありますが、現場で働いている限りは常に万全で無ければ働く事が出来ません。

ちょっと腰が痛いだけで途端に移乗介助なんか出来なくなってしまうのです。私にとっては非常に恐怖でありました。


・いつまで働けるのか

これは30歳を超え、若さだけでやってこれた夜勤業務が辛くなってきた時に思う様になりました。確かに60歳を超えても夜勤されている職員はたくさんいますが、果たして自分にそれが出来るのかどうか。

ユニットで1人の夜勤というのは独特の雰囲気です。巡回時には「何で皆寝ているのに自分は働いているんだ?」とふと我に帰る事も多々あります。

夜勤明けで家に帰り爆睡し、夕方目が覚めた時の体のダルさ。その時「やっぱり人間は昼間働いて夜寝る生き物なのだ」と悟るのです。体にかかる負担が年々増加している様に感じていました。


・50歳になっても給料が変わらないのだろうか

変わらないんですけどね。そんな事あり得るのかという信じたく無い部分がありいつも考えていました。25歳で手取り20万円前後。55歳で手取り20万円前後。変わらないのです。

更に言えば、25歳の独身女性と55歳の2児の父の給料が同じなのです。この辺りが介護職は結婚出来ないと言われる所以です。

つまり現場にいる限りは永遠に給料が変わらないのです。介護業界では当たり前の事です。介護業界に年功序列制度はありません。そう言った意味で皆平等。まさしくバリアフリーな業界なのです。女性が多い事も頷けます。


・いつまでやるのか(ユニットリーダー職)

 林先生みたいですが、本当にそう感じていました。私の施設ではだいたい1ユニットに職員が10人前後配置されています。ユニットリーダーはそのうち1人です。

まずユニットリーダーになれる事自体が運頼みです。白い巨塔の教授選ではありませんが、まずどれだけ才能があってもその時のリーダーが何かしらの理由でその職を退かなければ順番が回って来る事はありません。

たまたま運良く(?)ユニットリーダーになったとしましょう。コンビニで言う所の雇われ店長です。誰かが病欠で休んだら自分が代わりに出勤する事も多いでしょう。何かトラブルがあったらまず自分が現状把握に努める必要があるでしょう。何かしら難しい対応事項は自分に回ってくるでしょう。


それでも給料は他スタッフと変わりません(私の施設の場合です。リーダー手当が出ますが、その分夜勤回数を制限されますので、結果的にたくさん夜勤をする職員と給料自体は変わらないレベルになります)

これをいつまでやるのか。こんなにしんどいのに、いつまでやらなければいけないのか。今の施設に来て、初めて転職活動を始めたのがこの時期でした。


結果的に面接に落選し、まだ転職時期では無かったのかと意気消沈していた時に、施設で生活相談員が不足しており、たまたま私に順番が回ってきたというわけです。もしあの時辞めていれば、また別の施設でいち介護職として働いていた事でしょう。


運命というものはわからないものです。もしかしたらその方が良かったのかもしれませんし。今が最良であるかと言えば、そういうわけでも無いですからね。


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