なりたい職業ランキング
介護業界には、いわゆる『エリート』と呼ばれる人達がいます。あ、これは私が勝手にそう呼んでいるだけです。少し前のはてなブックマークの記事ですが↓
介福士取得一元化へ、3つのプロセス提示- 厚労省 | 医療介護CBニュース
学校卒で介福取得者は現場ではエリートと呼ばれる。
2014/11/28 21:16
私の中での『エリート』の定義はこれです。
学生時代から介護業界への就職を視野に入れ福祉系の学校に入学し、卒業時に介護福祉士の資格を取得する人達。このような方々をエリートと呼ばずして何と呼ぶのか。
というのも、これはそれだけ介護業界への就職を考えている学生が少ないというお話しなのです。
こちらを御覧ください↓
人気職業ランキング(2014年11月) | 13歳のハローワーク 公式サイト
こちらのランキングは13歳が対象なのでしょうか。20回くらい見返しましたが、100位までには介護士がランクインされていませんでした。8位に看護師らランクインしている事を考えると、ちゃんと物事を判断できる子ども達が答えたランキングである事が読み取れます。
なのに…それなのに…介護士がランクインしていない…
要は、それだけ子ども達が介護業界に魅力を感じていないという事です。だって、目の前で13歳の子に「将来はホームヘルパーになりたい!」と言われたら『お、おいおい、大丈夫か?それでいいのか?もっとなりたい職業あるだろ?』ってなりませんか(^_^;)
それ程までに、介護士という仕事には夢が無く(当然夢などありません。辛い現実を目の当たりにする過酷な仕事ですから)、子どもの心にグッとこない職業なのであります。
では、今度はこちらを御覧ください↓
(女子に限定されているのが少し気になりますが…)高校生では見事9位に介護福祉士・ホームヘルパーがランクイン!おめでとうございますm(_ _)m
高校生になり安定志向が如実にあらわれているランキングに変化しました。安定という意味では福祉業界は他業種に引けを取りませんものね。低賃金でも安定だけはしていますからね。
本来、小学生の頃から人気ランキングに食い込むようにならなければ、この先の業界の発展には繋がらないと思いますが、せめて高校生にもっとアピールする事が出来たらと考えます。
これが良い宣伝方法かどうかはわかりませんが、私が就職活動をしていた十数年前には『大学を卒業してパチンコ屋に就職しよう!』というキャッチフレーズで学生を呼び込んでいた会社がありました(ちょっとどこだか忘れました。マル◯ンだったか、の◯たグループか…)。一見、開き直りのようにも思われますが、非常に興味を引くキャッチフレーズです。なぜ?どうして?と学生に興味を持たせる事に成功したのだと思います(実際に現在では大卒でパチンコ屋に就職する事はそれ程珍しい事ではなくなっています)。
てっとり早いのは、介護業界に興味を持たせるキャッチフレーズで呼び込みをすればいいんじゃないかという事です。
例えば…
『皆で冥土の土産を作りませんか?』
『大学を卒業しておむつを交換しよう!』
『肉体労働はお好きですか?』
ダメだ…まったく良い案が浮かびません…糸井重里氏とか秋元康氏にプロデュースしてもらわないとだめですかね。
これから『エリート』がどれだけ増えていくかが、介護業界の発展への足がかりであると考えられます。就職もそうですが、やはり学生時代からの呼び込みが必要であると強く思いました。