頑張っていかなあかんなぁと思ってるんですけどもね
番組は観て無いですが、出場者の中では2丁拳銃に頑張って欲しかった/華丸大吉が優勝 THE MANZAI - Y!ニュース #YJNewsApp ▼アプリDLはこちら→http://t.co/wCktEMulpo http://t.co/8vePO2NkYp
— 介護ヘルパー (@kendyvista) 2014, 12月 14
THE MANZAIで華丸大吉が優勝したという記事に対しての私のツイートです。2丁拳銃はかつてFUJIWARAと共演していた関西ローカルの番組を観ていたので、頑張ってもらいたいなぁと思いましたが残念です。番組を観ていないので何とも言えませんが(^_^;)
ところで、漫才師は漫才を始める前に『僕達もこれから売れたいので、頑張っていかなあかんなぁと思ってるんですけどもね』みたいな事を言いますよね。これは決まり文句で、いわゆる「ボチボチでんなぁ」と同程度のものかなと思われがちですが、私は多分そうじゃないだろうなと思っています。
というのも、漫才師がどう頑張ったら”売れる”のか。
モノを売る事が一番わかりやすいと思います。人は”良い物”を買います。それは”安いもの”かもしれません。どちらにしても、買いたい人が”欲しい”と思った物を買います。ですから、モノづくりをしている人達にとっての『頑張っていかなあかんなぁと思ってるんですけどもね』は”良い製品づくりをする”事なんですよね。
漫才師の場合は自分達が”売れる”ように努力しなければいけませんから、人々が”面白い”と思ってもらえるように芸を磨く事が”良い製品づくり”の第一歩なのでしょう。だからといってこの行為が直接”売れる”に繋がるかどうかはわかりませんが。それが芸能界の難しい所なのかもしれませんね。
では介護の世界ではどうでしょうか。介護士が『頑張っていかなあかんなぁと思ってるんですけどもね』と言う時、一体何を頑張れば”売れる”のでしょう。いや、介護の現場で言えば、商品を売っているわけでも何かを作っているわけでもありません。我々の仕事は”介護”ですから。
どうやれば”売れる”≠”給料が上がる”に繋がるのでしょうか。
良い介護をすれば利用者が増えるのでしょうか。芸人と一緒で良い介護だからといって、利用者が増え、給料も増えるとは限りません。モノを売っていませんし、介護保険制度のからみもありますから、利用者が増えたからと言って我々の給料に直接繋がるかといえば、そうでもないというのが現実です。
どうすれば給料が増えるのだろうか、と自問自答しながら我々介護士は『頑張っていかなあかんなぁと思ってるんですけどもね』と利用者に話をするのです。