相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

認知症ドライバー

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こちらの記事を読ませていただきました。

認知症になると脳が萎縮し、様々な能力が低下します。日常生活に支障が出る事はもちろん、1人での外出すらままならなくなります。ましてや車の運転など言語道断です。

基本的に認知症だとわかっていて車に乗るパターンは無いと信じたいです。あるとすれば、まだ認知症だと本人、家族が認識していないパターン。例えば、「お父さんちょっと物忘れが出てきたな」という程度の認識。まだ病院で認知症だと診断を受けていないけれど、「ちょっと怪しい」程度の認識。この様な方々は大概本人には自覚がありませんから車の運転をする可能性は大いにあります。認知症になると判断能力も鈍りますし、方向も分からなくなりますから、その様な方が車の運転をして事故をしない方が難しいと考えて良いと思います。


ところで先程、『基本的に認知症だとわかっていて車に乗るパターンは無いと信じたいです』とサラリと書きましたが、実の所残念ですが全然あり得る話だと思います。というのも、認知症の診断を受けていたとしても比較的初期の段階であれば、まだ車の処分をしていない事もあるでしょう。また、若年性の認知症であれば、危険意識等の低下はあっても身体自体は元気ですから、運転する技術はある程度残っている事もあるでしょう。ですから家族が不安に思っていても、本人からすれば全然平気だと思い、勝手に運転してしまう事もあるように思います。


どちらにせよ危険である事に変わりはありません。でも、「認知症になったら運転をしてはいけない」という法律はありませんし(もちろん重度の認知症になってしまうと運転は出来ませんが)、今の段階では認知症者の運転する車の事故に巻き込まれたら泣き寝入りするしか無いのです。これは、それだけ国民に認知症者が増えたという結果です。国はそのあたり対策にまで手が回らないのが実情なのです。


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