一人っ子はわがまま論について
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上記のブログを読ませていただきました。一人っ子を比較的肯定的に書いていただいており嬉しく思いました。
一人っ子
何を隠そう私は正真正銘の一人っ子です。一人っ子の気持ちは一人っ子にしかわかりません。
私が30数年生きてきた中で、一人っ子の評判は嫌という程聞いてきましたが、残念ながらそのほとんどが悪評であるという結果が出ています(私調べ)。
結論から言うと
兄弟あり〉一人っ子
なのです。私が生きてきた中で、この方程式が覆った事は今の所ありません。10人いれば10人が一人っ子を否定的に捉えている部分があります。もちろん、全否定ではありません。良い部分と悪い部分を比較した結果、悪い部分の方が多いと言うのです。
果たして実際の所はどうなんでしょう。
一人っ子はわがままである
一人っ子の気持ちは一人っ子にしかわかりません。という事で私が一人っ子の代弁者として答えさせていただきます。
一番初めに「一人っ子はわがままであるか」という問題。もちろん、兄弟がいるいない関係なしに個人差が大きいとは言えますが、わがままである可能性が高い事は否定出来ないと思います。
実際に、子どもが自分しかいないわけです。親は可愛がるに決まっています。一人しかいない子どもなのですから。両親が1:2の人員配置で自分の為だけに対応してくれるのです。非常に手厚いと思いませんか?介護施設でもなかなかこの比率の所はありません。
誰かと比較される事も無く、 自分の望みは2人の両親が叶えようとしてくれます。心が満たされると思いませんか?両親が自分だけを見てくれているという安心感は一人っ子ならではのものだと言えます。
それらのバックグラウンドがあれば誰しも多少は「わがまま」になってもおかしくはありません。一人っ子から言わせていただければ、常識を逸脱する程でなければ、可愛いものだと思っていただければと願います。
一人っ子は孤独である
上記で書いたいわゆる一人っ子のメリットとは対照的に、一人っ子の闇の部分にも触れなければなりません。
一人っ子は両親の愛情に包まれながら育つ代わりに当然ながら兄弟がいません。これは揺るぎない事実です。何をするにも基本的には1人です。
もちろん友達は別です。友達は友達です。親族としては親しかいないのです。心を通わせる血の繋がった兄弟がいないという事は、どんなに強がっていたとしても子どもの頃には少なからず寂しく思うものです。
私の場合、小学生の頃までは兄弟がいればなぁと思う事がありました。いれば一緒に遊べるんじゃないかという期待感があったのです。もちろん兄弟がいるという感覚がわかりませんから、遊べる人が身近にいるという事が私にとっての兄弟のメリットだったのです。
結論
兄弟あり〉一人っ子
の方程式が成り立つのは、一般的に「一人っ子の絶対数が少ない」からだと思うのです。多数決的な作用でしょう。少数派の一人っ子がもっとその良さをアピールすれば、この方程式も自然と崩れるのではないでしょうか。
そもそも、兄弟がいるいないで性格が判断されるようなナンセンスな時代は終わったのです。性格などは人それぞれ育ってきた環境によって左右されます。兄弟がいるいないもその環境の一つであるだけで、それ程の影響力があるかもわかりません。
結局、どちらが良いかと単純に判断など出来ないと思うのです。善と悪だけでは無いのです。世の中は様々な事情が複雑に重なり合って成り立っています。話のネタ程度になら良いのですが、真顔で一人っ子を否定的に捉えられては困ると言うわけです。
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