相談員日誌

けんでぃーびすたの相談員ブログ

老人ホームと保育所の違い

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老人ホームと保育所は似ていると思う事があります。オムツ交換、トイレ誘導、食事介助、臥床(お昼寝)介助、レクリエーション等、介助を要する人がそこにいて、介助する人が対応するという点においては非常に似ているかと。

 

ただ、唯一違う部分を上げるとするならば、それは『叱る』という事。保育所において先生が子どもを『叱る』という事は日常茶飯事ですよね。危険な事、人に迷惑をかける事、礼儀等、ほっておけばさらにエスカレートする可能性もありますし。だからといって何でもかんでも頭ごなしに『叱る』なんて事は今の時代ありえないとは思います。それでも立派な大人になる為には都度間違いを正す事は必要ですよね。

 

対して老人ホームにおいて職員が利用者を『叱る』という行為は基本的にまずありえません。まず老人介護には「目上の人を敬うべきである」という前提があります。今まで様々な経験をし、様々な勉強を重ね最終的にご老体になったとされる老人に対して若造である職員が『叱る』という行為が果たして正当なのかどうか。

 

もし私達が老人を「叱る」事があるとすれば、それが明らかに反社会的な行為であり、周りの利用者に迷惑をかけている時。これに限ります。職員一人ひとり、また利用者一人ひとり価値観が全く違いますから、一人の判断だけで「叱る」には本来重大な責任があるはずです。*1個人の判断で言うべきでは無いと私は思います。

 

 今までそのやり方で長い人生を生きてきた人が、急に老人ホームに入ったからといって、今までやってきたやり方を否定されたら理不尽でならないはずです。基本的には今までのやり方でやってもらったら良いと思うのです。違いは、老人ホームは個人宅ではなく共同生活の場であるという事だけですから。

 

何だか話がずれてきて落とし所が無くなってきたのでこの辺りで終わらせていただきます(^_^;)

 

トピック「叱り方」について

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*1:これも「叱る」ではなく「伝える」や「理解を求める」という方法ですが。

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