考えない人…あ、私です。
先日、ユニットリーダーから相談を受けました。
「いつも真面目で仕事にも真摯に取り組んでいる職員の様子が最近おかしいんです」という内容でした。
実は、このおかしくなったと言われている職員(今後Zさん)、認知症の方が多くいるユニットに配属されてからすぐの頃も似たような状況に陥っていました。
当時、私とリーダーとZさんで面談を行ったのですが、その時の内容を要約すると『ある入居者にどう関わって良いかわからない。その人を嫌いになってきた。』みたいな感じだったと思います。
その時は出来る限りのアドバイスを行い、何とか自分の壁を乗り越えて、通常通り仕事が出来るようになった…と思っていたのですが、今回もやはり似たような内容の事で悩んでいるようです。
Zさんは、真面目で、頭も良くて、何事もマニュアル通り、常に物事に答えを求めながら仕事をするタイプです。私から言わせてもらえれば…
頭が固い
のです。もっと柔軟な頭を持っていなければ、認知症の方々とコミュニケーションはとれません。それに尽きます。
しかし、そんな時下記の記事を読ませていただきました。
まさに前回の私のアドバイスがこれでした…
私が、ズバリ「考えない人」ですから、私以上に考える人を見ると「考えすぎ!」と思っていまいます。
ですから、前回、Zさんにアドバイスした内容も、オブラートには包んではいたつもりですが結局「考えすぎです。もっと肩の力を抜いてコミュニケーションをとりましょう」みたいなものになってしまいがちでした。
アドバイスを求められた時、ついつい自分の主観で物事を判断しがちですが、相手の気持ちをしっかりと傾聴して、客観的な中立な観点で話すように努めたいと思います。
今回、またZさんと面談をするかもしれません。これらの事を踏まえてそれに臨みたいと思います。
そして「考えない人」が「考える人」と話す時の、心のギャップをなんとかパテで埋めたいと思います。