介護士の離職率が高い理由
http://anzufukushi.hatenablog.com/entry/2014/11/03/225929
こちらの方が非常に優秀なコメントをされているので引用させていただきました。
「介護士の離職率がなぜ高いか」を考察されています。
私もこちらのブログの方と同じ様に、10年程介護の分野に関わっていますが、声を大にして言ってしまいます。
離職率が高いのは給料が少ないから
です。
介護士の平均月給が約21万(夜勤手当は別)というデータが出ていますが、甚だ本当なのかと疑問です。
私が介護士として現場で働き始めた頃、夜勤を4、5回して手取り15万無かったですよ。
もしかしたら、この平均月給って上層部の月給も平均月給に入ってます?
上層部は施設長やらなんやらと直接的な介護士ではないですよ。
介護業界の8割が現場のヘルパーですよ。
残りの2割が生活相談員やらケアマネやら(在宅で言えばサービス担当責任者等)ですよ。
その8割の方が給料に不満と思っているわけです。
せめて、夜勤しなくて手取り15ならわかりますよ。
夜勤しなかったら手取り12ですよ(デイサービス勤務等)
私は男ですから男目線で言わせてもらいますが、これで結婚出来ますか?
月給手取り12万で結婚出来ますか?
この辺りじゃないでしょうか。
離職率が高い理由。
結局、どんな業務内容であっても生活出来なければ所詮その程度だと思われてしまいます。
好きで福祉やってる人なんていません。
いや、そう言い切るのは語弊がありますね...
そりゃあ中にはそのような方もいるでしょう。
しかし、大部分は生活する為に働くのです。
福祉だから、ボランティア精神だから...
とかそんなイメージが先行しているから低賃金で働く結果につながっている様に思います。
本当に福祉で一生働くつもりなら、本気で給料面を考えるわけです。
極端な話、キツくても給料さえ良ければ頑張れるわけです。
給料安くてキツくて誰が頑張れますか?
結局の所給料なのです。
仕事内容二の次です。
ここの改善がなされなければ、いつまで経っても介護業界は発展しませんし、これからの超高齢化社会は確実に破綻します。
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